創業時の資金繰りに役立つ助成金

助成金
助成金とは、国や市町村などの公的機関が支給してくれるお金のことです。
借金ではないので返済の必要がありません。
基本的には支給要件さえ満たしていればほぼもらうことができます。
事業の創業時には多額の資金調達が必要なので、これをうまく利用することができれば大いに助けになることでしょう。
ただし後払いになるため、その点には注意が必要です。

助成金には数多く種類があり、それぞれ支給要件が定められています。
例えば「子育て女性起業支援助成金」であれば、12歳以下の子どもと同居・雇用保険加入期間5年以上・有効求人倍率が全国平均を下回っている地域に住んでいる女性である、ということが必要だというように、かなり細かい規定になっています。

ちなみにかつては「受給資格者創業支援助成金」と「中小企業基盤人材確保助成金」という2つが創業時に使える代表的なものでしたが、平成25年で廃止されています。

このように助成金は見直しのサイクルが速いため、利用する際は必ず厚生労働省のホームページで最新の情報を確認してください。

また申請時には必要書類が多く、申込期間も短かったり、管轄が各省庁でバラバラということで手続きが煩雑になったりで敬遠されがちですが、返済不要という魅力は大きいものです。
専門家に依頼してでも申請の価値はあるでしょう。