個人事業主の場合は、2月半ばから3月半ばの間に確定申告を行い、所得税を確定して納税しなければいけません。
当然のことながら所得税額はなるべく安く抑えたいところです。
確定申告とは1年間の所得税額を申告納税することです。
会社員から個人事業を開業した人であれば、今まで会社がやってくれていた確定申告を自分ですることになります。
所得税の金額を決定する計算式は
「(収入-経費-所得控除)×税率=所得税」
となるため、経費と所得控除が大きいほど所得税額は少なくなるのです。
「控除」とは、ある金額から一定の金額を差し引くことです。
つまり所得控除とは、税金がかかる対象となる所得額から
差し引くことのできる金額ということです。
所得控除にはさまざまな種類がありますが、そのひとつに「社会保険料控除」があります。
これは本人と、本人と生計を同じくする家族の社会保険料を支払った際に受けることが可能になります。
社会保険とは医療保険・年金保険・介護保険・雇用保険・労災保険の5種類で、国民健康保険や国民年金・厚生年金などがこれにあたります。
社会保険料控除の額は、その年に支払った社会保険料の金額と同額であるため、かなり大きくなるでしょう。
確定申告は手続きが面倒だと敬遠しがちですが、ぜひうまく利用して経営に活かしてください。