都市銀行から融資を受けるための審査基準

金融機関
都市銀行から借入を受けるためには、銀行側からの審査をクリアする必要があります。
審査の基準としては、おおまかに言って2つのことが挙げられます。

まず一つ目は、企業の資金使途が健全なものであるかという点です。
銀行が資金を融資している先が、きちんとした企業でなければ、銀行の社会的な信用も下がってしまうため、融資したお金が何のためにどんな風に使われるのかということを厳しくチェックする必要があるのです。

もう一つは、決算書や収支報告書、納税証明書などといった企業が銀行に提出する様々な書類が正確なものであるかどうか、という点です。
もちろんその書類から企業の返済能力を読み取るわけですから、その内容も重要となります。
さらに、書類を提出するだけでなく企業と銀行の担当者との面談も行われます。

そこで、企業トップの正直さや人柄までを考慮され、総合的に信用と借入金の返済能力というものを見られるわけです。
具体的には、その審査の際に「企業格付」または、「信用格付」といった企業の成績表のようなものを銀行側が作成します。

実際に融資をするかどうかの決定をする都市銀行の審査担当者や上部の者は、その格付けと言われる企業の成績表のようなものを元に、融資をするかどうかを決定するため、 企業格付をよくすることが必要になります。

そのためには、固定費の削減などの「収益性の改善」と 資産・負債のバランスを整えるといった「財務体質の改善」をして企業の利益を上げる努力を見せることが有効でしょう。