昨今の物価上昇や人手不足による経営課題を解決するために、設備投資を検討している会社もあるかと思います。
設備投資には資金や労力がかかりますので、下記の事項を中心に社内で十分に検討することが大切です。
1. 投資の目的を明確にする
売上拡大、効率化、品質向上、人手不足対策・・・
目的によって選ぶ設備や優先順位が変わります。
2. 費用対効果の試算
投資額と、その設備によって得られる効果(収益増・コスト削減など)を比較します。
回収期間(その投資が何年で元を取れるか)も試算します。具体的には様々な試算方法があります。
3. 設備投資に必要な資金の調達方法
自己資金、銀行借入、補助金や助成金の有無などを検討します。
借入の場合は返済の見通しも重要です。
4. 維持管理コスト
初期費用だけでなく、維持費・修理費・ランニングコストも忘れずに。
5. 業務への影響や導入スケジュール
設置・導入時に業務が一時的に止まる可能性がある場合、事前に対策をしましょう。
6. 補助金や税制優遇
「ものづくり補助金」や「中小企業投資促進税制」が利用できる可能性があります。
設備投資が無駄になることのないよう、検討を重ねて判断していきましょう。