① 事業用口座と個人口座を分けたこと
法人を設立すると、法人口座を開設するのは当然のステップですが、
意外と多くの方が「個人口座と兼用のままなんとなく事業を進めてしまった」という経験をしています。
例えば、売上が発生した際に「とりあえず個人口座に振り込んでもらった」、
あるいは経費を「自分のクレジットカードで立て替えて後で精算」など、初期は流動的に処理してしまいがちです。
ところがこの“なんとなく”の積み重ねが、あとで帳簿作成や資金管理を大混乱させ、
これが誤った判断につながり、無駄な支出や無理な投資を生むリスクさえあるのです。
「この支出は会社のお金か?自分のお金か?」を明確にする。
たったそれだけのことですが、事業用口座の開設と、プライベート口座との完全な分離は、
経営者としての「お金の意識」を劇的に変える大事な一歩です。