新規開業後の経理事務の流れ

新規開業後の経理事務の流れ

経理事務
新規開業したら毎年決算を行い、税務署・都道府県税事務所・市区町村役場に決算書と税務申告書を提出する必要があります。
決算書と税務申告書を提出しなければ、罰金を科せられたり、税務調査を受けることになったりするため、必ず提出しなければなりません。

決算書とは、その年の総勘定元帳を基に作成された現金や預金の入出金の流れを記録・集計したものです。
年度末の決算をスムーズに行うためには、毎月の、そして毎日の処理を適切に行うことが大切です。

毎日の経理事務には、会社の日々の金銭や物品の出入りを記した元資料の整備、取引の証明とするため金額や勘定科目が記入された伝票の起票、発行された伝票を基に作成した総勘定元帳への取引内容記帳、その日の取引において現金の出入りを管理するための現金出納帳への記入、銀行口座における預金の出入りの管理が含まれます。

毎月の経理事務とは、月締めで請求を行う売り上げについての請求・回収管理、仕入れや借入金についての支払い管理、給与計算・支払、伝票の起票、帳簿への記帳のことです。

そして、年度末の経理事務は、貸借対照表・損益計算書から成る1年の総勘定元帳を基に集計作成した決算書の作成、法人税・消費税の申告書の作成、従業員の正しい所得税を計算して源泉所得税を見直す年末調整の手続きが挙げられます。

新規開業の際は、提出漏れ等が起きやすいため、余計な罰金や不利な納税を課されないよう十分に流れを把握し、適切に処理すべきです。